期間工の入社するタイミングはいつ(何月)がベスト?

期間工の入社するタイミングはいつ(何月)がベスト?

年齢も学歴も経験もスキルも問われることがなくて、しかも高収入を得られるので人気があるのが期間工です。

でも期間工になると労働環境がきつい時期があるとか、時期によっては思ったほど稼げないとか、逆にやたら残業や休出が多くて体がきつい時期があるなどといわれています。

そうだとしたら1年のうちのどのタイミングで期間工になって入社したらいいのか、ということを知りたくなります。果たして、そんなに都合のいいタイミングってあるのかどうか、ここでは解説をしていきます。

【目次】期間工の入社タイミングはいつがベスト?
  1. おすすめの時期
    1. 短期就業タイプにおすすめの時期を考える
    2. 長期就労パターンにおすすめの時期を考える
  2. やめた方がいい時期
    1. 自分にとって体に厳しい季節から始めること
    2. 超繁忙期から期間工を始めること
  3. まとめ

おすすめの時期

期間工は高収入ですから、期間工になる人の目的は「ガッツリ稼ぐ」ことです。

期間工になる人の稼ぎ方には、大きく分けて2タイプあります。1つは1クール(1回目の契約満了)、長くても2クールぐらい勤務をして、いったん辞める「短期就業タイプ」。もう1つができるだけフル満了まで、短くても2年ぐらいは勤務をする「長期就業タイプ」です。

短期就業タイプの人は、「できればいい条件の下でなるべく楽をしてガッツリ稼ぎたい」ということが本音としてあるでしょう。

一方の長期就業タイプの人は「できれば楽をしたいけれど、それはさほど重要な条件ではない」という人が多いようです。しかしその中でも「なるべく金銭的に条件のいい時期を選びたい」とい思いはあります。

そこで、短期就業タイプの人と、長期就業タイプの人、それぞれに適したおすすめの入社時期について考えていきます。

短期就業タイプにおすすめの時期を考える

短期就業タイプの人にとって、大切な就労条件は以下の通りになります。

  • 入社祝い金などの一時金をなるべくたくさんもらえること
  • 残業や休出がある程度見込めて稼げる時期
  • 勤務開始がなるべく体に負担のかからない季節

この3つが大きな条件になっています。

それぞれの条件に付いて解説をしていきます。

入社祝い金などの一時金をなるべくたくさんもらえる

入社祝い金などの一時金の支給額が多いのは、生産量の増加を前提にした時期になります。

生産量の増加を見込めるのは決算時期の3月にかけてと、夏のボーナス商戦に向けた7月と12月に向けた時期になります。後は、中間決算を控えた9月に向けての時期も一時金の支給額は増えます。

ということは12月・1月あたりの募集と5月・6月あたりの募集。それに9月・10月あたりの募集は、一時金の支給額増加が見込めます。

残業や休出がある程度見込めて稼げる時期

残業や休出がある程度見込めるのも、一時金の支給額が増える時期と一致しています。トヨタ自動車を例に挙げて、過去3年間の月別生産台数と月別登録台数を表にまとめておきましたので、参照してください。具体的に数字を掴むとよくわかります。

トヨタ月別生産台数
2017年 2016年 2015年 構成比率
1月 249,821 259,449 251,814 761,084 8%
2月 276,618 223,850 275,839 776,307 8%
3月 300,702 322,181 294,514 917,397 10%
4月 250,026 200,675 247,247 697,948 7%
5月 224,855 241,926 215,144 681,925 7%
6月 282,213 297,675 285,797 865,685 9%
7月 270,750 295,230 297,492 863,472 9%
8月 231,414 240,355 214,358 686,127 7%
9月 276,398 307,916 300,835 885,149 9%
10月 268,727 260,426 277,378 806,531 8%
11月 295,631 274,836 269,047 839,514 9%
12月 262,401 241,819 258,979 763,199 8%
3,189,556 3,166,338 3,188,444 9,544,338 100%
トヨタ月別登録台数
2017年 2016年 2015年 構成比率
1月 118,260 113,187 107,985 339,432 7.21%
2月 151,411 118,561 133,313 403,285 8.56%
3月 205,585 187,897 187,477 580,959 12.33%
4月 115,257 114,700 104,386 334,343 7.10%
5月 117,505 108,399 98,020 323,924 6.88%
6月 157,635 142,841 132,396 432,872 9.19%
7月 135,708 150,433 137,309 423,450 8.99%
8月 109,644 113,879 98,471 321,994 6.84%
9月 137,902 148,484 134,716 421,102 8.94%
10月 123,773 122,931 125,318 372,022 7.90%
11月 132,700 130,984 121,583 385,267 8.18%
12月 127,287 128,027 116,324 371,638 7.89%
1,632,667 1,580,323 1,497,298 4,710,288 100.00%

2つの表を見比べると、生産台数も登録台数も構成比率が10%を超えているのは3月です。続いて数字が増えるのは8%・9%代の2月・6月・7月・9月・10月・11月・12月となっています。

1月と2月の生産台数が比較的多くなっているのは、3月の決算期に向けて増産、備蓄をしていると予想されます。

2017年の数字をもとにして考えると、一番忙しい3月の生産台数ですがトヨタ自動車全11工場で300,702台です。1工場当たりの1日の生産台数は300,702台÷30日÷11工場≒911台になります。1工場1時間の生産台数は911台÷24時間≒38台です。

続いて一番暇な、というのか生産台数が少ない5月が224,858台ですから1工場当たりの1日の生産台数は224,858台÷30日÷11工場≒681台になります。1工場1時間当たりの生産台数は681台÷24時間≒28台です。

1工場1時間当たりの生産台数を比べてみると、一番生産台数が多い3月は38台で、一番生産台数が少ない5月は28台ですから、その差は10台という数字になります。

ということは期間工にとって一番稼げるのは3月ということになります。トヨタ自動車を例に挙げて解説をしてきましたが、基本的にどこの自動車メーカーもあまり変わりはありませんから、この数字を基本にして考えても支障はありません。

あと、データには表れていませんが各メーカーはフルモデルチェンジとマイナーチェンジを定期的に行い、発表しています。

フルモデルチェンジもマイナーチェンジも買い替えや新規購入を喚起できるので、増産体制につながります。フルモデルチェンジやマイナーチェンジ発表時期は、10月から12月にかけてと、1月及び2月が多くなっています。

各メーカーの詳しい発表時期はhttp://kuru-ma.com/page322.htmll」を参照してください。

勤務開始がなるべく体に負担のかからない季節

工場内はかなり暑いので秋口や春先から期間工になって、体が慣れるまでの期間が優しい季節を選ぶことがベターです。

自分にとって優しい季節から期間工になることをおすすめしておきます。

長期就労パターンにおすすめの時期を考える

長期就労タイプを考えている人におすすめの時期ですが、基本的には短期就労タイプを考えている人と同じです。

中でも一番の注意点というのかポイントとしては、入社祝い金などの一時金の支給額が増える時期を狙うことです。

秋口の募集だと、各社年末商戦から3月の決算商戦に向けて生産体制を考えるので、一時金の金額は増えることが多いので、ここはおすすめの時期になります。この一時金をもらった人ともらわない人との金額差は、フル満了退社まで差が開くことも、逆に縮むこともないので、しっかり募集サイトをチェックして把握しておきましょう。

やめた方がいい時期

期間工になることをやめた方がいい時期があります。いきなり超繁忙期から始めてしまったり体に厳しい季節から始めるなどのことがあると、長続きしないからです。

自分にとって体に厳しい季節から始めること

期間工の仕事はやはり体に優しいものではありません。そのため、自分にとって労働環境が厳しい季節から始めてしまうと、1クール持たないでバックレ退社してしまうことになりかねません。

1クール持たないでバックレ退社してしまうと、いわゆるブラックリストに載ってしまうので、その企業だけではなくすべてのグループ会社でその情報を共有します。

例えばトヨタ自動車を満了未満でバックレ退社してブラックリストに載ってしまうと、トヨタ自動車九州・トヨタ自動車北海道・トヨタ自動車東北・日野自動車・ダイハツ・トヨタ車体・トヨタ紡織・豊田自動織機・デンソー・アイシングループなどの企業に期間工として就職することが困難になります。

そうならないように、自分にとって優しい季節から期間工の仕事がスタートするタイミングを選んで就業することが大切です。

暑さに特別強い人は別ですが、工場内はかなり暑いので真夏からスタートすることは避けた方がいいようですね。

超繁忙期から期間工を始めること

3月はどんな製造業でも繁忙期です。特に自動車製造工場は、超繁忙期になっています。前述のトヨタ自動車の例を見てもわかるように、1工場1時間の生産台数が一番暇な時期より10台も多くなっています。1日ではなく、1時間に10台増えるんですよ。

企業によっては10台以上増える場合もあると思われます。そのため、残業休出は当たり前だし、企業によっては夜勤が延々と続くこともあり得ます。

普通の人だと体が慣れるまで長くても1ヶ月ぐらいですから、できれば1月や2月ぐらいから期間工をやり始めればいいと思いますが、3月勤務開始の募集は避けた方がベターですね。そうしないとバックレ退社をして、ブラックリストに載ってしまいかねないので、注意してください。

まとめ

期間工として入社するタイミングですが、基本的には入社祝い金などの一時金支給額が増えるタイミングがベターです。短期就業タイプの場合でも長期就労タイプの場合でも、入社時限定で支給される一時金の収入の差は、満了退社するまで開きもしなければ縮みもしないからです。

もうひとつは短期就業タイプの人も長期就労タイプの人も、なるべく体に優しい時期から始めることが重要です。超繁忙期や真夏の酷暑の時期から始めてしまうと、体が慣れる前に心が折れてしまうので、バックレ退社につながるからです

どうしてもベターなタイミングで入社できずに1クール終了前に辞めたくなったら、必ず上司と相談をして、企業側と期間工側の双方が納得した上で退社することをおすすめします。