転職するタイミングはいつがベスト?年齢別のポイントまとめ

転職するタイミングはいつがベスト?年齢別のポイントまとめ

転職を考えている人向けに年代別のポイントを解説します。年齢が高くなればなるほど実績やスキルが必要になるので、転職するタイミングは重要です。

その他にも、何月に転職するのが有利なのか、転職する際の流れ、など転職する際によくある疑問や質問もまとめているので、気になる内容をチェックしてみてください。

年代別の転職する際のポイント

2018年10月に厚生労働省が発表した2015年度新規学卒者就職後3年以内の離職状況ですが、大卒者31.8%、短大卒者41.5%、高卒者39.3%です。

この数字がほぼそっくりそのまま転職者の割合だと思っても間違いはありません。

つまりこの数字が転職の時にライバルになる人の数字ですから、勝ち抜いて転職をするためにはタイミングやポイントは大切です。

20代前半

20代前半といえば大卒者の場合だと入社3年未満が多くて、いわゆる第二新卒という扱いを受ける年齢のゾーンです。

企業が第二新卒をどう見ているかといえば、「まだ企業の色に染まり切っていない」とか「専門的なスキルは要求できないから人間性が大切」などという見方をされます。つまり新卒の新人たちと同じような見方をされます。

ただし、入社後数ヶ月や半年程度の勤務期間で退職をしてしまうと、「何事も長続きしない人なのかな?」という目で見られやすいことも事実です。

そこでポイントですが3年に近い勤務期間を持つことが、かなり重要なポイントになります。

20代後半

20代後半と言うと就職後5~6年勤務したころです。

仕事を通じていろいろなことがわかり、もっと自分に向いている仕事がみつかったとか、仕事は面白いけれどどうしても社風に馴染めないなど、転職の理由がはっきりしてくる時期なので、転職人口全体からみても比率の高い世代です。

ということは転職の競争率も高いことを意味しています。そうなると今の会社ではっきりとした実績を出しておく必要があります。

実績がしっかりとしたものであればあるほど、転職先に対して力強くアピールできる材料になります。この年代の転職に必要なポイントは、はっきりとわかる実績を作っておくことです。

30代前半

30代前半と言うと就職してから10年前後経過した年代ですから、ある意味では中堅扱いになります。

中堅に企業が期待することは20代の若手とは違って、ある程度の能力を求めてきます。例えば業務遂行の経験からくるマネージメント能力などが代表的です。

ということは現役の管理職の人は有利ですが、管理職ではない人の場合、さらに年齢を重ねてしまわないうちに転職をしてしまった方がベターだということになります。

30代後半

この年齢層に求められることも、30代前半と同じようにマネージメント能力です。しかも30代前半よりもシビアに求められます。

年齢が上がればそれだけ提示する年収も大きくならざるを得ないので、提示する金額に見合うスキルがなければ転職組を途中採用する意味がないからです。

そのため現職で管理職についている人や、管理職経験のある人は比較的受け入れてもらいやすいと言えます。

30代後半の転職ポイントは、自分のキャリアやスキルが高いかどうか、ということになります。

40代以降

40代以降の転職は、完全に管理職であることを求められるのが普通です。つまり、管理職から管理職へ、という構図になります。

それも、中間管理職ではなく、上級管理職としてのスキルを求められる例がほとんどです。

理由ですが、新規事業を立ち上げる時の責任者を求めている、あるいは現在進行形のプロジェクトの責任者が急遽退職してしまったなどのため、企業はそのポストに相応しいスキルを持っている人を探すからです。

つまり40代以降の転職は、高いスキルとキャリアのあることが大きなポイントになります。

転職に関するよくある疑問質問

転職を考える理由はいろいろあります。自分に対する評価や待遇に納得がいかないとか、思っていた仕事内容と違う、あるいは考えてもいなかったようなブラック企業だったなどいろいろな理由があります。

そしていざ転職をしようと思ったときには、いろいろな疑問が出てきます。そこで、よくある疑問や質問をピックアップしておくので、参考にしてください。

転職するなら何月がおすすめ?

転職のおすすめ時期ですが、企業の求人需要や教育スケジュールによって決まります。一般的には2月、3月、8月、9月がおすすめの時期になります。

2月と3月がおすすめなのは、新年度を控えて体制の強化や再構築をする企業が多いからです。

新卒が入社してくるまでの4月までに入社させておくとで、教育カリキュラムとスケジュールを新卒者と同じにできることで、企業側にメリットがあるからです。

8月9月の場合ですが10月入社に向けた募集が増加するためです。

どちらの場合も会社の期が変わるタイミングに関係があります。会社の期が変わるときには、新プロジェクトのスタートが有ったり、退職者が増えて人材不足になりがちなので求人が増えるので、転職者にとってはチャンスです。

退職するまでの流れは?

転職をしようとした場合の流れですが、実際にどんなステップがあるのか分かりやすく説明をしていきます。ちょっと項目が多いのですが、そのステップは以下の通りです。

退職の意思を伝える

転職先への入社時期が概略で決まったら、現在の勤務先に退職の意思をまず上司に伝えします。その後退職日や業務の引継ぎなどを相談します。

退職の意思表示から実際に退職まで、最低でも1ヶ月、長ければ2ヶ月程度はかかると思っておいた方がよさそうです。

退職届の提出

上司との話し合いで退職日が決まったら、退職届を提出します。

多くの企業は退職届の提出をもって正式な「退職の意思表示」としているので、退職届の提出が遅れると退職日が後ろ倒しになってしまうこともあるので、速やかに提出しましょう。

業務の引継ぎなど

退職届を提出して受理されたら、現在担当している業務を後任者に引き引き継ぐ作業をします。ただ引き継ぐだけではなく、後任者に負担がかからないようにきちんと残務処理もしておきましょう。

挨拶と後始末

引継ぎは当然ですが社内と社外があります。引継ぎをするときに、社内外ともにお世話になった方々には、きちんと挨拶をしておきましょう。またいつ関りを持つかもしれないので、きちんとした挨拶が必要です。

あとは使っていたデスクやロッカーに、ゴミひとつ残さないようにしておきましょう。後始末がきちんとできていないと、変な評判が立ってしまいがちです。

各種手続きをする

転職先で必要になる離職票や雇用保険被保険者証、源泉徴収票、会社に預けている年金手帳などの受け取りをきちんとしておきます。

また会社から貸与されているもの(社員証や社章など)も最終出勤日にきちんと返却できるように準備をしておきましょう。

この他には転職先から指示されていることも、もれなく処理しておく必要があります。転職先からの指示は、有給を上手く使って処理すれば問題なくできます。

住宅を購入するのは転職前?転職後?

住宅の購入は一般的にローンを組みます。ローンの審査基準には「安定した収入・返済能力」が重要なポイント占めています。

この中には、勤続年数の長さも含まれているので、転職後にいきなり住宅ローンを申し込んでも、審査基準をクリアーするのは難しいと思われます。

そのため、転職前にローンを組んでしまった方が有利です。

勤務しながら転職活動する際の注意点は?

転職活動をしても必ず成果が得られるわけではないので、できるだけ内密に活動をする必要があります。そのためには普段と違うことをしないことが最重要です。

例として以下のことに注意をする必要があります。

出勤時の服装

勤務先がオフィスカジュアルOKなので、いつもはそんなファッションで出勤しているのに、終業後の面接に備えてスーツで出勤すると怪しまれます。

勤務時間

真面目に定時出社をして、定時退社をしていた人が、急に遅刻や早退が増えるなどの行動をすると怪しまれます。なるべく普段と変わらない行動をすることが必要です。

もし転職活動で遅刻や早退をする必要があるのだったら、それなりの理由を考えておくべきです。それも怪しくない理由を、です。「家の都合です」などという簡潔だけれど、それ以上追及されないような理由を考えておきましょう。

転職先との連絡手段

会社のメールアドレスを転職用に使うことは、絶対にやめた方が良いです。メールの送受信履歴は必ず残るので、上司が閲覧しようと思えば必ずできるからです。

それに、転職先の担当者に与える印象も最悪になりかねません。「この人会社のメルアドで通信しているけど、ちょっとおかしいんじゃない?」と思われても全く不思議はないからです。

女性の転職は出産前と後どちらが良いの?

出産だけではなく育児のことまでを視野に入れると、やはり出産前の方がいいです。理由としては産休や育休をとるためには以下のような条件が必要だからです。

  • 産休や育休を与えてくれる企業に雇用されている期間が1年以上ある事
  • 子供が1歳の誕生日以後も引き続き雇用が見込まれること
  • 子供が2歳の誕生日の前々日までに労働契約が満了しているが、契約更新をされないことが明確ではないこと

このような条件があるので、転職後1年は産休や育休を取得することは困難です。そのため、出産して子育てが一段落してからの転職が望ましいことになります。

シングルマザーの転職は厳しいの?

シングルマザーもワーキングマザーとして見られます。ただ、そのことが評価を下げるのかと言うと、それはありません。

むしろ企業によっては逆にプラス要因になることもあります。理由としては一人で子供を育てていくのだから、それなりの覚悟があるだろうとみられるからです。

というわけなのでシングルマザーだからということで、不採用になることはありません。安心して採用試験を受けても大丈夫です。

事務職でキャリアアップはできるの?

女性はどちらかと言うと事務職に就く例が多いのですが、そのスキルのままで転職をしてキャリアアップできるのか、ということを考える人も案外たくさんいます。その答えとしてはキャリアアップは可能だと言えます。

営業事務をやっていたのだが、人事や経理、マーケティングなどの専門領域に踏み込んだ事務をすることで、キャリアアップは十分に可能です。

専門領域の事務をコツコツ勉強しておいいて、チャンスを見つけてキャリアアップに挑戦することも十分に可能です。そのスキルを使って転職をすれば、さらなるキャリアアップを達成できます。

まとめ

転職は決して勢いだけでするものではありません。思い付きや腹が立ったからという理由だけで転職をしても、決して良いことはありません。

事前にどんな理由で転職をするのか、自分のキャリアやスキルはどの程度あるのか、予定している転職先の将来性はどうなのかなど、考えなくてはいけない理由はたくさんあります。そして、転職をするタイミングも非常に重要です。

これらのことを考え合わせて「ベストなタイミング」を見極めて、慎重に行動して転職をするべきです。くれぐれも思い付きや勢い、それに一時の感情だけで転職を決めないようにしましょう。